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執筆者の写真矢萩 由三子

飲んだ勢いで・・・


「飲んだ勢いで電話しています!

あなたに逢えて本当によかった

逢えて嬉しい・・

こんなこと、恥ずかしくて飲んでないと言えない・・・」

???

どうしたの?

「私は貴方よりずっと年上で、今まで色々あったけれど、たくさんの応援があって感謝することばかりでこの歳まで幸せでいられる。

貴方は私よりずっと年下だけれど、もっと色々あったように感じる。けれどそれを感じさせない優しさ気遣いの深さがあって、そんな人と出会えて幸せだ〜」

なぜ飲んでいるのか、なぜ今私にこの事を伝えたくなった理由を蕩々と話し続けていた・・

その理由を聞くと泣かずにはいられなかった・・

家族の命の期限を知らされたから・・

どんな状況でも穏やかにそして相手を想い感謝の気持ちを忘れないのは彼女の方です。

彼女が泣いてないから私は元気に聞いているふりをしていました。

そんな彼女にランチでもしようかと電話をしました。

つながった彼女のその時の居場所は霊安室だった・・・

彼女は優しく穏やかにいつもと変わらない声・・・

でも、電波が悪く会話にならずに電話がきれました

そんな状況の中でメッセージが届く・・

「ずっと貴方とつながっていたい」

大丈夫ですよ・・と素っ気無い単語しか見つからない

でも、思いを込めて発信!

またいつか元気な姿で再会を。

そのときは お互い

「出逢えてよかったね!これからもよろしくね」と酒の力借りずに言おう!


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