「正座は背筋を真っ直ぐにします。
お辞儀をすると腰が伸びるのです。
腰が伸びると深い息ができるようになります。」
と、習いました。
正座しただけでは背筋が真っ直ぐにならないことがわかりました。
背筋を真っ直ぐにしないとならないのです。
その背筋を真っ直ぐというのが、見た目だけの形ではありません。
何をもって真っ直ぐか人によって違うのです。
背筋を真っ直ぐにして、綺麗なお辞儀にならないと腰が伸びません。
お辞儀は相手に敬意を表して頭を下げますが、敬意を表しそして自分の尊厳も維持したままであるのが本来のお辞儀です。
頭を下げる動作で自分の体が前のめりなり、もし誰かが上に乗ったら潰れてしまう正座では美しいお辞儀にならないのです。
私たちは、お辞儀をして上に乗られるなんていうそんなことはほぼ体験しません。
でも、ほぼしたことない体験で、いかに自分の普通している正座とお辞儀が頼りないものかわかります。
頼りないお辞儀をしていては相手には気持ちは伝わりません。
潰れない正座、お辞儀とは、その身体、動きそのものが全力発揮された状態であり、身体丸ごと使われたことになるのです。
全力発揮された、身体丸ごと使われたものは、相手に伝わります。
想いや、覚悟や、敬意・・
見えないものが醸し出されるのです。
和道ヨガでは、正座、お辞儀のお稽古を大事にしています。
昨年の孫の可愛い正座 真剣さが伝わってきます。大好きなテレビ観てます・・。