言葉を聴くことは それは相手の心にまで目をむけようとすることだと考えています。
恐れを抱いている人は
人の話に対してすぐ同意、すぐ否定する特徴があるとのこと。
言葉の表面しか理解できない人も多い。
情報伝達だけの会話は残念。
相手の言葉の匂いや温度を感じ取れるようでいたい。
「聴く」は今年のテーマ
「モモ」
まだ読んでいなかったこの本でこの文に出会います
ーー小さなモモにできたこと、それはほかでもありません、あいての話を聞くことでした。なんだ、そんなこと、とみなさんは言うでしょうね。話を聞くなんて、誰にだってできるじゃないかって。
でもそれはまちがいです。ほんとうに聞くことのできる人は、めったにいないものです。ーー
モモという本は、めったにいない本当に聞くことができる才能の持ち主の話だった?
今の私が必要としている本?!!!
ワクワクしながら読みました。
ーー時間とは生きるということ、そのものなのです。
そして人のいのちは こころをすみかとしているのですーー
この文章は二回も出てきます。
大事な文章ということですね。
ーー人間が時間を節約すればするほど、生活は痩せ細っていくのですーー
現代の生活は、便利を求めた結果です。
物に溢れ、情報に溢れ、痩せ細るとはかけ離れているようです。
心が痩せ細ってしまいました。
生活は、心の生きる処。
いま、コロナに振り回されている状態が 童話形式に 風刺されているように感じました。
そして、聴くについては
モモに話を聴いてもらった人たちは勇気や希望、明るさが湧いてきます。
モモが自然に耳を傾けると、それぞれの言葉で話しかけてくると書かれています。
なんて素敵なお話でしょうか。
「モモ」
物語の中に大切な事が沢山書かれていますね。
子どもの頃に読んでいてもきっと理解できなかっただろうと思います。
岩波少年文庫
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